こんにちは、脳筋トレーニーのえびしゅーまいです!
先週のトレーニング経過で触れましたが、左足首の周辺が大きく腫れていました。
トレイルランっぽいことしてて、左足でブレーキをかけるようなタイミングで逝ってしまいました。
という、熱いシーンもなく、地味に「痛ぇ痛ぇ」言いながら走り切りました。
先週、記事を書いているときはそこまで痛くなかったんですけど。だんだん痛みがひどくなってきて・・・
日曜日に救急で診断してもらったところ・・・
「左足後脛骨筋の完全断裂」
の診断をいただいてしまいました。
まさか、本当に逝っているとは思いませんでした。
本記事では、後脛骨筋を完全断裂の症状、治療、困ったことなどについて、僕の経験をまとめたいと思います。
後脛骨筋完全断裂について(僕の場合)
後脛骨筋とは
ちなみに、 後脛骨筋とちぎれた部分はここです。
医師やギブスを作ってくれた技師さんから「変なところ切りましたね~」と珍しがられたので、そうそう切るところではないようです。
後脛骨筋の役割
足首の外側を伸ばすとき、写真のように回転させるときに使われる筋肉です。
表現しにくいですね・・・・
立った状態で、足の小指で地面を押し込んだ時に活躍する筋肉です。だって、そこが痛いし、力はいらないんだもの・・・。
断裂したらどうなった
片足状態でバランスをとるのが難しくなります。片足で立てないことはないです。
あと、足の別の部分(すねとか、外くるぶしとか)が痛くなってます。医師は筋力バランスの崩れや歩き方がおかしくなるためだって言ってましたね。
治療はどうなる
選択肢とメリットデメリット
大きく「手術療法」と「保存療法」の二つがあります。
手術療法は手術してくっつける方法、保存療法は固定して待つ方法です。
医師に聞いたところ、メリット、デメリットはこんな感じでした。
復帰を「全力疾走できる程度まで回復」としたら、どちらも同じくらいの時期になるとのこと。
筋力の低下は、「アスリートなら気にするレベル」「大会出場目指すなら考慮すべき」とのこと。
リスクは、手術は他の組織を切断したり、麻酔使ったりするのでリスクあり。僕の場合は、持病もあるので普通よりもリスク高いとのこと。
再発リスクは、同じ程度とのこと。怪我していない部位よりも弱くなる。
費用面も大きな差がありますが、具体的な話は聞けていないので割愛します。
病院によって手術に対応できる曜日などもあるようです。仕事との兼ね合いもあるので、要チェックです。
僕の選択
僕は「保存療法」を選択しました。
手術によるリスクが高いというのが最大の理由です。
フルマラソンサブ3も達成したし、走ることで思い残すことはもうないかと。
保存療法でもランニング、テニス、サッカーなどをみんなで楽しくワイワイできる程度には十分回復するとのことなので、あえてリスクはとりませんでした。
検査費用
僕の場合、手術するかしないか決めるまで3回通院しました。
それぞれの処置とかかった費用は次の通りです。
1回目:救急診療(日祝の診療)
超音波検査をしてもらい、痛み止め・湿布を処方してもらって13,620円。
2回目:平日の精密検査
MRI、手術のための検査(胸のレントゲン、血液検査)、シーネ(副木)の処置で42,200円
松葉杖のレンタルの預かり金で5,500円。(日額110円)
3回目:平日の保存療法の処置
診察と湿布の処方で2,010円。サポーターを購入して17,808円
合計
81,138円!保険適用で24,341円!!
高い!!
保険って大事ですね!傷害保険も入ってい(^.^)たので、手出しは少なくて済みそうです(^.^)
今後も2週間に1度の経過観察、固定を解いた後のリハビリがあるので結構かかります。
松葉杖をついて気付いたこと
松葉杖生活を始めて1週間程度の松葉杖初心者ですが、使ってみて感じたことを少しまとめてみたいと思います。
めっちゃ不便
松葉杖は両手が使えなくなるし、脇が痛くなるし、席に座ったら場所とるし、一言で言うと「めっちゃ不便」です。
工夫としては、常に手提げ袋(コンビニ袋みたいな袋)を持っておくと便利です。松葉杖の握り手を持ちながら、荷物を持つことができます。ペットボトルや文庫本程度なら問題なく持てます。
しかしまあ、不便です。そんなとき、通りすがりの方からの「ドア開けましょうね」「大丈夫ですか?」などの声掛けは心に染みます(/ω\)
惚れてまうやろーーー!
治ったら、僕も誰かにこの恩を返したいと思います。
危険がいっぱい
特に、「雨の日のタイル」は気を付けてください!めっちゃ滑ります!
歩く時のポイントは、なるべく杖を垂直に立てること。そのためには、「脇はしめて」「ゆっくり細かく進む」です。
脇をしめることで杖が左右に広がらなくなります。細かく進むことで杖が前後に傾かなくなります。
タイル以外には、マンホールも滑ります。避けられるものはなるべく避けるようにしましょう!
筋トレにはなる?
僕の職場はエレベーターなしの4階にあります。階段の段数は66段。
これを片足で昇り降りするので、右脚と右尻は結構鍛えられています。
刺激を与えるため、無駄に深く膝を曲げて階段を上るようにしている僕がいます。(/ω\)
一段一段、大腿四頭筋と大殿筋への刺激を感じながら階段を上っております。
筋トレへの影響
完全休養すべきか、あるいはできるトレーニングは続けるべきか。
怪我の程度や個人の考え方によるので、「正解はこれ!」とはいえないと思います。
ちなみに僕は「できるトレーニングは続けるべき」派です。
これまでのトレーニングで鍛えた体が衰えていくのが怖い!
とも言えます。( ´∀` )
恐るべし習慣力・・・
当然ですが、トレーニングへの影響はあります。
下半身のトレーニング
スクワット、デッドリフト等の立って行う高重量トレーニングはほぼできません。
足首を曲げないような自重スクワットなら可能です。
足首を動かさないように(重心をブラさないように)、ゆっくり、自重で効かせる「コンティニュアステンション法(スロートレーニング)」を組み合わせることで、自重トレでもしっかり刺激が入ります!
上半身のトレーニング
ベンチに座る種目なら可能です。
ただ、ショルダープレスの際のウェイトを肩に担ぐ動作などは足を使いますので、いつもより重量を下げて余裕をもってスタートポジションを取るなどの工夫が必要です。
また、ベンチプレスなども足で踏ん張る動作はできません。
夢中になると「ついうっかり」踏ん張ってしまうので、重量を下げて「足上げベンチプレス」などにするのが良いと思います。
まとめ
後脛骨筋がちぎれた経験をまとめました。
今回のように、手足の怪我では「手術療法」と「保存療法」の二つを選ぶことができるケースも多いと思います。その際の「自分にとってベストな治療法」の選び方の参考になれば幸いです。
個人の事情や怪我の状況によってメリット、デメリットも変わってきますので、気になるこは医師にしっかり確認しましょう!
また、怪我等で身体にハンディキャップがある方は思わぬところで不便していたりします。困ってそうな方がいたら声をかけてみるとお互い幸せな気持ちになれるかもしれません。
みんなでハッピーに生きていきたいですね。
なにはともあれ、怪我はしないにこしたことはありません。トレーニーの皆さん、怪我せず充実したトレーニングライフを送りましょう!
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